
毎年、この時期(出来るだけ三が日)は、お正月気分を味わいたくて、日本美術を鑑賞する事にしています。
去年も東京国立博物館に行ったのですが、来るべき、特別展「長谷川等伯」に向けたシミュレーション(何の?)も兼ねて、今年も行ってしまいました。
一応、今年の目当ては、「春日鹿曼荼羅図」です。
全く時間が足りず(1階は、殆ど鑑賞出来ませんでした…)、残念ながら、サラッと鑑賞してしまったモノもありますが、シッカリと鑑賞したモノの中から、個人的な感想を箇条書きします。
11室: 「不動明王立像」
背景のフレアラインが平面的で、不動明王との間に"視覚の異界"が出現していて、面白いです。
11室: 院承「千手観音菩薩立像(493号)」
3体の「千手観音菩薩立像」の中では、最もスタイリッシュで好みです。田中美保っぽい。
仏像全般では、個人的には、一木造りで病的な衣文表現をしている仏像が好みです。
1室: 「興福寺金堂鎮壇具」
瑠璃玉の展示が、ミニマルで美しいです。現代的な美を感じます。
3室: 「春日鹿曼荼羅図」
ヤバイ。名品。様々なアイコンが端整に配置された稀有なグラフィックデザインです。
秀逸な点は、"神"を円のみで抽象として描き、その姿を鑑賞者の想像力に託した点では無いでしょうか?
保存状態も良く、色彩も鮮やかで美しいです。
3室: 「日吉山王本地仏曼荼羅図」
当時の「Google Maps」。アイコンが表情豊かで、魅力的な神域と相まって様々なストーリーを想起させてくれます。
3室: 伝狩野元信「楼閣山水図屏風」
伝狩野元信という事ですが、山の描き方が、雪舟「秋冬山水図(冬景図)」と似ています。
まぁ、2人共、絵画技法のバックボーンが似ているというだけだと思いますが…。
8室: 立原杏所「葡萄図」
絵自体は面白いのですが、酔った時に描いた絵を、博物館に収蔵されて半永久的に展示される事に対して、立原さんは納得されているのでしょうか?
本当に時間が無く、主に、3室,11室を中心に鑑賞しました。
やはり、3時間では厳しかったです。
「柴庵」、もっと時間を掛けて観たかった…。
「長谷川等伯」では、同じ過ちを繰り返さぬよう、開館時間と同時に鑑賞しようと心に誓いました。
今から楽しみ過ぎて、涎を出すと同時に失禁しそうです。
今年は、個人的に、"萌え絵"と"刀剣"の美しさについて、勉強したいと考えています。
引き続き、"神道"についても、勉強したいと考えています。
本年も、宜しくお願い申し上げます。
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